RT 630
ROC 630 のレーキはレーキングにおける革命的な概念のシンボルであり、2 つの要素から構成されています。二重油圧ロッカーアームによって 2 つのピックアップ間の距離を変える事が可能なシステムにより、4.90 m から 6.30 m に及ぶ可変的な作業幅を持っています。ピックアップを隣接した状態では、一つのベルトは右に、もう一つのベルトは左に、もしくは、両方のベルトを右に、あるいは左に向けて排出することが可能です。一方、2 つのピックアップを遠ざけた状態では、中央に、または両側に、または中央と左に、または中央と右にウィンドローを作ることができます。ウィンドロー回収機は 2.50 m の幅の道上で輸送するために収納可能です。
従来のレーキングに対する主な違いは回収のシステムです:実際、RT 630 は作物を積み、そしてレーキのコンベアーベルト上で運びますが、通常のレーキは作物をウィンドローまで畑の上を引きずって運びます。この違いが生む利点とは:
- 干草がはがれにくく品質を保つ。事実日干しの後、葉を支えるアルファルファの小さな茎は非常にもろくなります。通常のジャイロレーキで露のない時間にレーキングを行うと、小さな茎は破壊されやすくなります。それでは葉を失ってしまい、結果として動物の餌付けに重要なプロテインを失ってしまいます。一方 ROC のシステムであれば、作物はベルトの中央または縁に優しく寝かされて運ばれるため、傷む事がありません。さらに弊社のシステムで複数回テストしたところ、ウィンドロー内に土や小石が殆どくなく、作物の品質が圧倒的に高いとい結果が出ています。
- 作物のロスが軽減される。 従来のレーキでは轍や穴があると、引きずる時に作物の一部を失ってしまいます。しかし弊社の革命的なレーキを使用することにより、作物はベルトの上に移され、通常起こるような地面上で引きずられることはありません。
- 再成長へのダメージが少ない。通常のコンディションでは、アルファルファのような作物は草刈りより 2、3 日後にはすでに何枚か葉のついた小さな茎から再成長します。これらの条件下で、小さな茎を破壊しやすいジャイロレーキの使用は作物の成長と後の刈取り作業を遅らせ、刈取りを 5 回と仮定した場合、収穫期の終わりには数週間の遅れが出てしまうことになります。
この機械のさらなる利点とは:
- ウィンドローの下のゾーンの湿気がなくなる。 通常のレーキでは、作物は移動されず、飼料は地面と接触したままになり、従って湿気が増えてしまい、俵のよい保存に問題を引き起こします。RT 630 を使用すれば、この問題は発生しません。5 m 幅の作物を 2 つのピックアップが全て収集して持ち上げ、そして既にきれいにされたゾーンへ側面から排出して、素早くかつ均一に乾燥するように機械が設計されています。
- 同じ機械での稼働時間を増やすことが可能、 したがって使用する機械の数を減らすことができます。従来のレーキと比較すると、RT のレーキシリーズは作物を繊細に取り扱うので、作業時間を大幅に延長する事ができるため、殆どの場合一日の作業時間を 2 倍にすることが可能です。このシステムは多くの利点をもたらします。まず何よりも、レーキの台数を少なくするだけでなく、トラクターの台数も減らして作業することができます。これにより短時間作業のために雇っていた人員を減らすことも可能となります。さらなる利点は、コストが非常に高く、労働サイドも喜ばない夜間作業を避けられることです。日中集中的に作業することにより、収穫された作物はより乾いた状態と均一性を保つことができます。露で湿った作物を刈った時では得られない結果です。
- コンパクトなサイズ。 同じ幅のジャイロレーキと比べ、RT 630 は市場で唯一後輪にサスペンションシステムを搭載しています:閉じた時は(解体する必要はなく)幅は約 2.50 m、高さ 2.60 m、長さは 4.70 m 以下となります。従って、制限や通常は許可を取る必要がなく、運ぶことができます。