RT 700
ROC 社のレーキ RT 700 はレーキングの革命的コンセプトのシンボルであり、作業幅 7 m でピックアップ幅は 5.9 m です。1 本のベルトを右側に、もう 1 本を左側に、または 2 本とも右側または左側に搬出することができます。従来のレーキングとの一番の違いは、収穫システムです:実際 RT 700 は作物をベルトコンベアーに積んで運びますが、従来のレーキはウィンドローまで作物を引きずっていきます。また他のレーキとは異なり逆走ができ、トラクターの前での使用も可能です(畑での利用に限ります)。
これらの違いが行き着くところは:
- トラクターの車輪により作物が踏みつけられることから起こる干草の剥れと作物の汚染を取り除く。RT 700 は RT シリーズの中で唯一、トラクターのリフト正面に連結することができ、逆に後方に連結することも可能です。これにより収穫時のトラクターの車輪による踏みつけを避けることができます。この事実はかなり重要です。もし完全に地面に広がった作物を刈取る時、幅 6 m 以下のレーキで作業した場合、トラクターのタイヤの幅はレーキの幅の 20 から 25% にもなります。つまり収穫する前に同じ割合で畑の干草を踏みつけるということです。
- 小規模の畑でも楽に作業ができます、事実正面を向いての作業は作業エリアを管理するのが容易になり、作業担当者の疲労も軽減します。
- 干草がはがれにくく品質を保つ:事実日干しの後、葉を守るアルファルファの小さな茎は非常にもろくなります。従来のジャイロレーキで露のない時間帯にレーキングを行うと、小さな茎は破壊されやすくなります。それでは葉を失ってしまい、結果として動物の餌付けに重要なプロテインを失ってしまいます。一方 ROC のシステムであれば、作物はベルトの上に優しく寝かされて運ばれるため、傷む事がありません。さらに弊社のシステムで複数回テストしたところ、ウィンドロー内の土や小石が非常に少なくなっており、作物の品質が圧倒的に高いとい結果が出ています。
- 作物のロスが軽減される従来のレーキではレールや穴があると、引きずる時に作物の一部を失ってしまいます。しかし弊社の革命的なレーキを使用することにより、作物はベルトの上に移され、通常起こるような地面に引きずられることはありません。
- 再成長へのダメージが少ない 通常のコンディションでは、アルファルファのような作物は草刈りより 2,3 日後にはすでに何枚か葉のついた小さな茎から再成長します。これらの条件下で、小さな茎を破壊しやすいジャイロレーキの使用は作物の成長と後の刈取り作業を遅らせ、刈取りを 5 回と仮定した場合、収穫期の終わりには数週間の遅れが出てしまうことになります。
この機械のさらなる利点とは:
同一マシンの稼働時間を増やすことが可能、したがって使用する機械の数を減らすことができます。従来のレーキと比較すると、RT のレーキシリーズはアルファルファのような作物を繊細に取り扱うので、作業時間を大幅に延長する事ができるので、殆どの場合一日の作業時間を 2 倍にすることが可能です。このシステムは多くの利点をもたらします。事実、レーキとトラクターの台数を少なくしつつ同じ面積分作業ができる上、従来のレーキを一日数時間のみ稼動させるために雇った人員を減らすこともできます。さらなる利点は、コストが高く、労働サイドも喜ばない夜間作業を避けられることです。日中集中的に作業することにより、収穫された作物はより乾いた状態と均一性を保つことができます。露で湿った作物を刈った時では得られない結果です。